父が赤レンガ倉庫に行こうというので行ったところ、人が多くてなんかもうシャットダウンモードだったが、外に出た時に遠くに「北朝鮮の工作船の展示がある」と弟が見つけ、そちらに向かう。正直の時はまだそんなに興味が無かった。少し外れの方にあって、木々の向こうに物騒な看板が見えるなあ、というただそれだけだった。
中に入ってみるとボロボロの船が展示されていた。撮影OKの掲示があったので写真を撮って来た。
入ってすぐにはまず弾痕。
えっ、銃で船に穴空くんだ…。
この時点で目的だった倉庫よりテンションが上がっている。
銃の類なども展示されていた。
ロケットランチャーなんてバイオハザードでしか知らない。
どうも工作船は自爆したらしい。自爆スイッチなんかもアニメやゲームの中でしか知らない…。自爆って、捕まったとしても生きていればなんとかなるかもしれないとは思わなかったのか?もしくは帰ったら殺されてしまうのか、よく知らない。
他にもお菓子の袋や、確か日本語の缶詰もあった。お菓子の袋…。生活が垣間見える。
中も見る事が出来る。思いのほか広いが使用されていたときはもっと何か詰まっていたのだろうか。
ボロボロだ。
映像も流れていた。銃撃戦だとか、船が勢いよく燃えていた映像だとか。
しかしこんなよその国の船を拾ってきて展示してしまって恨みを買わないのだろうか?と思ったけれど、フォロワーさんが言うには「我々の仕事は必要だということをアピールしなければならない」とのこと。なるほど。
…え、海上保安庁も実績アピールをしないといけないのか。こういう輩から守ってくれているのだから何もそんなバッシングみたいなこと思わないけどなあ。有事の際は命がけだものね。
そして一周してくると、最後にはお土産を売っていた。なんか…警官の帽子みたいなのを売っていた気がする。食べ物ではなく。いやあ、結構…結構すごいな、この船の前で商魂たくましい…。
当初の目的だった倉庫の方は人が多く、鳴らしてもいい鐘を観光客が鳴らし続けていてのんびり散歩とかそんな場合では無かった。だから良い展示を見れて良かった。
このサイトか。
海上保安資料館 横浜館のご案内
もしかしたら多くの人は倉庫を見たり近くの遊園地に行く方が楽しいかもしれないが、私はここの方が有意義に過ごせたな。