にっき

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うまく描くの禁止を読んだ

さいとうなおき先生の本を読みました。


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まあ端的に言えばコンテンツ製造機になる心得のようなもんです。

絵の技術的なことも書かれていますが、それ以外の事が多めな印象。まあ帯に書いてありますしね、見てもらうためだったり、仕事に繋げたり、やる気を出したり。

だから総合的に「コンテンツ製造機になる心得」だと思いました。

公開活動をしない私にはもうバズるがどうとかこうとかは関係ないのですが、見てもらったり仕事に繋げる気が無くても、単に向上したい人にも良いのではないでしょうか。

 

 

先生の動画は時々拝見していましたが、動画ってちょっと見返すには向いていなくて。それで本を買ってみたんですが…た、確かにこれは動画で言っていたことまんまだ…!と、手軽に見返せるアーカイブとしてとても良い本だと思います。

 

ただ…

動画で聞いていたときは、なるほどなあ~!って気持ちでしたが、も、文字で見るとなんか…なんか胡散臭い軽いノリの自己啓発本っぽいな…媒体によってこうも違うとは。

まあ…私は動画を見た後なので、っぽいな…と思っても、まあ、大丈夫です。見てないと胡散臭いかもしれません。

なるほどな~…だから伝えるのにyoutubeを選んだのかな、とも思いました。身振り手振り、声の調子…なるほどな~。

 

先生は言語化に本当に優れているんですよ。

それがより輝いている添削のアーカイブ本も買ったので、そちらも読み進めています。

そりゃあ何にしても動画作るんですから台本はあると思いますが、そこはやっぱりプロなんだなあ、と。

ただ、私はあまり先生がタイトルとかサムネで使う強い言葉は好みではないんですよね。人の劣等感や弱みに付け込んでいるような言い回しが多いので…。

でも、動画の中身はとても有用なんです。タイトルとかもそんなキツいの辞めたらいいのに…と思うんですが、この本を読む限りそれもまた「バズる型」ってやつなのかな~マーケティングかな~…と。商売ですし先生の本来のお人柄ではないかもしれないですね。

本ではその強い言い回しは薄れているように感じるので、人によってはこっちの方がするっと入ってくるかもしれません。

 

 

内容は…やっぱり納得したり納得できなかったりはあります!納得できないというか、理解しているけどやりたくないな、って感じです。

 

中にはうちの元上司と同じこと言ってるな…(世の中はギブアンドギブ テイクを求めるな)

カービィの産みの親の桜井さんと同じこと言ってるな…(ネガティブなことをくちにしないとかそんな感じの事)ってところもありましたね。

こういうことを仕事に出来てる人たちには何か共通のマインドがあるんだろうな…。

 

まあ元上司に私は言い返したわけですが…

 

 

この本によると、ギブアンドギブの人はお返しや仕事に繋がったりするそうです。

私はまだギブアンドテイクの人なんだろうな…とか、それなりに自分の位置がわかる内容だと思います。

(でも実際にはギブ分の見返りを手に入れられていると思えていないので、実質ギブアンドギブになっていると思うんですが)

 

先生はよく絵をプレゼントだと表現しているように感じます。

私はあまり絵をプレゼントだと思っていません。だって自分が満足したいから描くんだから、まあ自己満足です。それでも見てもらいたいと思っていたわけです、あの頃は。自己満足をしたうえで見てもらいたいという我儘。いやまあ多少は周りを意識しました。でもやっぱり自分の好き勝手な物がウケたら最高です。

そのあたりも本に書いてありました。そりゃあもうバッサリと「人は作品が見たいだけであなたには興味が無い」と切り捨ててありました。プレゼント話と絡めるとだからこそめちゃくちゃストレートに「コンテンツ製造機になる心得」なんですよね。

他人が満足するものの方が見てもらえますよ。そりゃそうじゃ。でも、この本の趣旨は絵を見てもらうとか、そういうことですからね、そのための本です。

他人の好むものをプレゼントする…ん?まあプレゼントってそんなもんか。そんなもんなんですけどね。やっぱり中身は人間なので、しんどい、だからバランスのとり方とか、

 

 

んで最後の方に締めとして書いてあったのが

「運動は大事」

っていうのを入院エピと共に書かれていました。

これのおかげで、運動器具を買った罪悪感が吹っ飛びました。ありがとう!さいとう先生!