にっき

日常や無断転載削除申請まとめ、ゲーム記録。ネガはワンクッション

さいとうなおき先生の添削本を読んだ


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動画を本にまとめ直したものです。

詳しくは動画見てねって感じなのかな、という印象があって、たぶんそれは作業途中の映像が見えないからかな?

この本自体でも十分だと思うんですが、普段は辞典みたいに扱ってもっとちゃんと見返したいときは動画を見る、というのが良さそう。

動画見返すのってめちゃくちゃ時間かかるので本が出ることは良いことですね!

個人的にはヴィネットイラストが2点もあったことが嬉しいです。ヴィネットについてあれこれお聞きしたい…。

 

先生の言語化がつえーの、本当にすげーなと思っていて…さいとう先生の添削はそんなところが垣間見えるというか。

添削は特に言語化が輝いていて、動画を見ていると、先生は流石トップクラスなイラストレーターだけあるな…と思うんです。

添削ってそりゃある程度は下手じゃないと添削しようがないです。

それを指摘しなくちゃいけないけど、傷つかないように言葉を選ぶ配慮、そして拙い絵の中から作者の頑張ったところを具体的に挙げていって、直したところも具体的に言葉で説明するって、いうのがすごくわかりやすいしネガティブじゃないんですよね。

まあ裏でヒアリングをしてるのかもしれないですけど…たまにそこ変えちゃいけないんじゃないって思うのとかエグいくらい変化させたなって思うのとかもありますけど…基本的にはその人の延長線上、少し上手くなったくらいを提示するのが上手いな~と思います。顔とかそのままにしておく添削もありますしね。

 

主観ですけど、絵描きの中でも口下手な人は、絵に比重を置いてコミュニケーションとりがちだと思うんですけど、日本人の第一言語って日本語なんですよね。

絵って世界共通語みたいなものでわかりやすいけど、その分ふんわりとしているように感じます。

添削された後の絵と見比べれば変わったところは一目瞭然なんですけど、「言葉にされる事でよりはっきりと正体がわかる」っていうか。

この「正体がわかる」っていうのってかなりつえ~と思うんです。

絵、割と理論で出来上がっているものだと思うので…ゲームに例えると、攻略法ですかね。「殴っても倒せない何か」は怖いけど、それが殴って倒せるようになったら殴ればいいだけだし、次に出てきた時に応用が利くので、言語化が出来るのは本当につえ~~~んですよ。私は割と本気でこれを翻訳だと思っています…。

 

これの続きが出てるらしいので、ちょっとそれも買ってみようかなと思っています。