2023 8/31 制度大幅変更につき、泥棒に被害者の個人情報が送られるように変更された事を確認しました。詳しくは5の通知メール内容の項をご覧ください。
2022 9/20 個人情報が転送されてきた件について追記しました
8/5「泥棒のアカウント消してみた」や「泥棒は反撃しにくい仕組み」を追加しました
これは日記でもありますが、同時にPinterestに転載されて困っている人の助けになればよいなと思います。
削除申請自体はフォームに記入すればいいので簡単ですが、個人情報が伝わる場面もあるので注意が必要です。また、最近日本語から英語になってしまったのでハードルの高さを感じていると思いますが、言語が違うだけで同じです。
ただ本気で取り組もうと思ったらメンタルが崩壊しますので注意します。
私が疑問に思った事や実践してみた事を書き記します。
- 前書き
- 消していくために自分の絵を見つける方法と事前の注意
- 削除申請フォームのオプションにある「申し立て(strike)」って何?
- メッセージを送ってみた
- 転載を行う違法アップロード奴に届く通知メールはこんな感じ
- アイコンも削除できるよ!
- 違法アップロードの通報を繰り返すと相手はこうなる
- 泥棒のアカウント消してみた
- 泥棒は反撃しにくい仕組みもあるにはある
- 友達がPinterestを利用していたら実質違法アップロードサイトだと教えよう
- 別の地獄
前書き
お判りいただけるでしょうか。11年分の活動が違法アップロードサイトにぎっちりと詰まっています。
私はいつもアイコンに絵を勝手に使ってる人にはクレジット表記をお願いしているのですが、これに対して「Pinterestで拾った」と言われたことがあります。
なんか絵にフィルター加工してあるな…この人が加工して、その色味を気に入ったのかな…と、まあその時は流しましたが、「Pinterestに、加工された自分の絵が出回っている」というのが正しかったようです。
また、だいぶ古い絵を「まとめサイトで拾った」と言われたことも…まとめサイト?なんだそれ…と思いました。まあその時は流しましたが…。そういうことが何度かあり…。
行きついたのが、れい様の無断転載撲滅記。これを書かれた方のアカウントが無いので、察してしまいます。
恐らくInstagramへの無断転載はここから大部分が来ている感じ
と書かれております。…Instagram上の膨大な無断転載アカウントや、今までの無断使用の経験から納得してしまいました。(実際に掃除をしていると、Instagramの無断転載アカウントのラインナップとPinterest上で頻繁に表示されるイラストは一致しました。また、私の絵の中でフリー素材と化したものも、Pinterest上には山ほどありました。)
なので、Twitterで日本語でも英語でも検索をかけて、絵描きさんがこのサイトについてどうしているのかとか、実名出さずに削除申請できるのか、とか、色々調べててわかりました。
Pinterestをフリー素材置き場だと思ってる連中がいる。
著作権ロンダリングとか言われてて笑えないです。
それで、蓋を開いてみたら、先ほどのスクショ。
これ、名前で検索しても出てこない…つまり、引用元を明記せずにアップロードするという方法でアップロードされてるものもあります。
だいたい「アイデアを探す」って人様の著作物に対して失礼すぎやしませんか。
消していくために自分の絵を見つける方法と事前の注意
ただひたすら地獄
量もさながら、加工されたもの、トリミングされたもの、ID消されたもの、別の無断転載地獄サイトへのリンクが張られてたりとかするので、メンタルがやられます。始めた時は「盗用減ったらイイナ~」ぐらいの軽い気持ちでしたが一向に終わらない。フラッシュバックのような現象に襲われ始め、早々に諦めていればよかったと後悔すらしています。(別の地獄に関しては記事の終わりの方に少し書き記します。)
私の名前やIDで検索して出てくるものを先に消していくことにしました。
ただ、名前付きで保存されていても、検索に引っかからないこともあります。
引用元や作者の表記が違うものも多々あります。とりあえず絵が私の物であれば申請しました。
また、以下の類似画像を探す方法でも消していきました。
ここのボタンで類似画像を探すことができます。まるで拡大ボタンのようですが違います。
ピンを保存した人(≠アップした人)のボードを探すのも有効です。
そこからURLを抜き出してはまずメモ帳に保存していきます(後述)
著作権侵害のフォームにURLをコピペしていきます。
無断転載撲滅記にあったとおり、特に難なく消せます。
これが4週間続きました。(追記:9月になった今も続いています…)本当に時間の無駄です。
しかも土日はサポートお休み。どうせ機械が判断して消してるくせに。
その間にもリピンが増えたり転載されるかもしれない恐怖に憑りつかれます。
URLはメモ帳等に保存しておこう
不親切な事に、自分が何を入力したのか等の詳細を、自動返信メールに載せてくれません。
申請自体はローマ字入力でも可能です。
一度、名前にスペースを入れてなかったためにIDと判断されたのか、受理されず。
そのメールに返信して、数日待っても音沙汰無し。Pinterestの削除申請に関しては、1日ぐらいで返事してくれるので、数日待たされることはおかしいです(ただし土日はお休み)。
受理されなかった時点で、その問い合わせはクローズされたものと考えて、入力し直したところ今まで通り1日で消えました。
もしURLを保存しておかなかった場合…履歴からちまちまとURLの抜き取りをしなくてはいけません。
メモ帳などにURLを保存しておくとよいです。
相手にDMしても削除に関しては無駄
不思議な事に、この「リピン」という機能は、TwitterのRTと違って、「自分のボードに複製する」機能です。複製されたものはURLも変更されます。
だから、相手にコンタクトを取って消してもらっても、リピンされたものは残るんです。Twitterならツイートを消せばすべて消えるんですけどね。違うんです。
少し楽する方法
絵は自分のアカウントから掘ってくるのは面倒くさいので、かべうちを利用しています。皆の知らないTwitterアカウントと連携しているので誰にもバレません。
しかもいちいちダウンロードしなくてもOK。
pinterest上にある私の絵(画像)をドラッグドロップで、かべうちの投稿スペースに張り付ければOKです。
pixivやポイピクも利用したことがあるのですが…
「続きを見る」ボタン等で隠れている・スクロールしないと読み込まないと、絵が見つからないよと言われる事が多かったので辞めました。
削除申請フォームのオプションにある「申し立て(strike)」って何?
※この箇所はフォームが日本語だった時の情報です※
このフォームの、侵害先URLを提出する欄には項目が2つ並んでいます。
・すべて削除
・申し立て
この「すべて削除」というものにチェックを入れると、リピンも消えると思われます。
ただし、対象は完全なコピーのみなので、サイズ違いなどは消えません。同じ絵を10回以上申請とかザラでした。中にはアイコンレベルのサイズまで小さいものもあり、こうなると絵に入れたサインも意味がありません。
「申し立て」については、問い合わせてみたところ、相手にペナルティを課すということのようです。ペナルティが溜まればアカウントは消えるそうです。
翻訳がよくありません。申し立てをするためにフォームを開いているのですから、当然この申請自体が「申し立て」と考えます。申し立ての中に申し立て、とは…?と、意味不明でした。
これは英語では「strike」になっている模様です。打撃を与えるということですね。
今回私はペナルティを課すにチェックはいれませんでした。気に入ってもいない画像をいちいちピンしないと思うので…。これは優しさでしたが、今思えば少し後悔しています。たくさんの無断転載アカウントを消すチャンスでした。11年分がそこにあったので、それはもうたくさん消せたでしょう…。…と、当時は思っていました。詳しくは後程記述しますが今見たい人はどうぞ。
でもせめて少しでもぶん殴りたい人は「申し立て」にチェックを入れると良いでしょう。
メッセージを送ってみた
無断転載殲滅記に従って、私の絵を多くピンしている人には、個別にメッセージをしました。
なお、ピンを保存した人(≠アップした人)なのでそこは要注意です。
外国の方の場合は英語で送ります。DeepLを使い、日→英。さらに英→日で、文章がおかしくないかをチェックします。この時グーグル翻訳でも変な訳にならないかを気を付けます。
「気に入ってくれてありがとう。でもピンはしないでほしい。フリー素材置き場のように思っている人がいて困っている。こっそりと楽しんでほしい。」
トイレによく書いてある「きれいに使ってくれてありがとう」の方が効果あるから説を実践しています。ただ当然そんなこと微塵も思っていないので精神は削れます、そこは注意してください。
送ったメッセージへの返事は期待していませんが、中には返事を頂くこともできました。
そのうちの1人が、Twitterをやっておらず、Pinterest上のみで、本当に膨大な量を集めてる方もいらっしゃいました。その方は好意的というか、協力的な方でした。泥棒だけどね。それでも煽られたりブロックされなかっただけ運が良かったのだと思います。ひとまず好意的なメッセージを送っておいて良かった。
転載を行う違法アップロード奴に届く通知メールはこんな感じ
私は削除された側にどのようなメールが届くのか?に興味があったので、それを入手できないかな…と思っていました。
リピンした場合には「あなたのピンが削除されたよ」という、ただそれだけの通知が届きます。それは画像検索でも確認済み。
そうではなく、異議申し立てを行える通知=その人がピンした画像に対する削除通知が知りたかったのです。それを入手しました。
ペナルティを課すか課さないかで、内容が変わります。
2023 8/31 クソ改悪につき内容に大差なくなりました。
ペナルティを課さない場合
めっちゃ名前とメールアドレス載ってる…
これは偽名と捨てアド待ったなし…
なぜかというと、以前制度が変更される前は、ペナルティを課さない場合は相手に本名等を知られる事無く画像を消せたのです。それが今回、泥棒から抗議メールをもらったことで変更があったのでは?と気づくきっかけになりました。
これに、消された画像の小さなサムネサイズぐらいのものが添付されていました。
さらに、URLから画像を抽出した場合は、引用元のURLが掲載されます。(これは以前からそうでしたが)
つまり、消された画像と申請した本人の名前がバレるということです。
興味深いのは「スリーストライクルール」という制度、以前はそれについて記載があったのですが、それがなくなりました。もしかしたらアカウント削除制度がなくなった可能性もあるととれそうな変更です。
(旧メモ書き:これは…3件申し立てが来たらBANなのか、DMCAのIDが3つでBANなのかわかりません。削除申請は一度に100件まで送信できるのですが、DMCAのIDは1つでその100件までを含めることができます。文章を読む限り3件でBANのようですが…。ガンガンピンしていく人が多いと思うんですが、思ったより少ないですね。)
ペナルティを課した場合
もちろんこっちもめっちゃ本名載ってる…
以前は本名だけの通知でしたが、それと変わってメールアドレスも相手に通知されています。
もちろんこちらもWEBから引用したピンの場合は、引用元のURLがメールに添付されますよ。
すごい…被害者のプライバシー守られないんですね………
本名を加害者に渡したいと思いますか?Instagramだと、相手に情報を渡すと申請フォームに書いてありました。Pinterestには、そういった明記されたものは見当たらなかったです。見落としただけなのでしょうか…。
記事の終わりの方に書きますが、wattpadは匿名で消してくれるようです。企業に対して個人情報を渡すのは仕方ない事ですが、なにも加害者に渡さなくてよいですよね。
でも、ペンネームが本名っぽい人であったり、姓と名があれば受理されるんだろう、とは思います。ただ偽証罪に問われても知りませんが。そこまで反撃してくる人がいるとは思えませんけど。
何か月も削除しまくってきましたが、私のところには何も抗議が来てませんでしたが、今回の改悪で初めて泥棒から抗議メールをもらいました。Fワードがアラビア文字で書かれてて鼻で笑ってしまいましたが。
「うんこ たれぞう」とかそんな名前で申請すれば、相手のメールにはうんこたれぞうから~って届くのかと思うと面白いな…
リピンした相手全員に個人情報をばらまかれる
ピンタレストではRTのように自分のボードにピンを止めておくために保存(リピン)することができます。
申請フォームにあるRemove Allにチェックを入れますと、リピンされた画像を全部削除する代わりにリピンした相手全員に個人情報がバラまかれます。
どおりで通報数よりも多い数の、泥棒からの抗議メールが届くわけですね…。
この実名通知を知ることで諦める人って増えるんだろうな、とは思いますが、大事な実名ですから、このことはきっちりと書いておいてほしいものですよね。
でもここからはそうあってほしいという希望ですが、泥棒は画像の本来の作者が誰かなんてこれっぽっちもわかっちゃいません。もちろんツイートから抽出したとか引用元があるなら通知されてしまいますが…。
しかし実際「何のピンを消したの?」「なんで通報したの?」というメールがわらわら届いていますが、そんなの考えなくてもピンタレストからの通知メールを見れば書いてあってすぐわかることですよね?
基本的にピンタレストは無断転載ばかりのサイトです、例えるならTwitterのモフモフ動画をフォローしてる人みたいにリテラシーの低い人が使うものです。
どうせメールに文句を垂れてくるだけでなにもしないと思うのです。頭が悪いので。だから私はここまで数を減らせたんです。大丈夫です、泥棒は「誰が描いたか」なんて気にしません。メールに返事なんかしなくていいんです。泥棒ですから。
だから凸してくる不安よりとっとと偽名と捨てアドでも使って消して被害拡大を抑えた方が良いんです。
アイコンも削除できるよ!
私の絵をアイコンに使用している方がいました。
しかし、申請フォームはピンしか削除できません。それ以外を入力するとエラーになります。
なので、著作権のページを見てみましょう。フォームを使用しない場合の方法が記載されていますので、それに沿って内容を入力します。
侵害内容を記載する際、私はまず相手のホームのURLを送り、詳細としてアイコンに使われているよという文章を記載しました。
しかし以下のような文面が帰って来て、受理されませんでした。
これをDeepL翻訳するとだいたいこうです。
通知の中で、あなたはプロフィールのURLを特定しました。
なお、プロフィール全体を特定することは不十分です。プロフィールの内容は随時変更される可能性があるため、あなたが懸念している特定のコンテンツを確実に特定したいと考えています。
プロフィール全体ではなく、特定のピンだけを報告する場合は、そのピンへのリンクを提示してください。
アイコンだ!と、説明文に書いたのに、ピンだと勘違いしているようです。
アイコンのURLを抜き出して、メールに返事をしました。
URLの抜き出し方は簡単ですが、スマホの場合にはどうするのかわかりません…
PCの場合、画像を右クリックして「新しいタブで画像を開く」
これでURLを抜き取る事が出来ます。
アイコンを見てください、同じ画像が設定されているでしょう?という文面を送っています。
(今見ると、訳がおかしいですね…。my profileのアイコンを見てくださいになっています…)
それでも相手のプロフィールから画像は消され、お名前の頭文字に変化していました。
違法アップロードの通報を繰り返すと相手はこうなる
※2023 8/31 通知メールの項目に変更があった通り、今現在もこの通りかはわかりません。古い情報としてご覧ください。
スリーストライクルールを謳っていますが、実際にはこの程度です。
14日て…。
さらに言えば「コピーを消す」「ペナルティ」を与えるの両方を選んでいたとしても、残念ながらペナルティは記入したURLだけにしか与えられないです。
リピンした人全員にペナルティ!なんて夢のようなことはありませんでした。
画像は消えるので意味がない事は無いのですが…。
しかも…
「2回目の著作権侵害の申し立て」が3通…。数も数えられないシステムなのか…?
途中にある「1件削除しました」のメールが、ペナルティを課さなかったよっていうメールで、あー…これが無効にされたやつかあ…と言った感想でした。
どうやらイエローカードが馴染む(?)まで、数日必要なようです。
馴染んでから申請すると、次のイエローカードが配布される仕組み。
ユーザーを守りたいんでしょうね…。
まあ…日課として3日に1件削除を行えば、アカウント停止させられるんじゃないでしょうか…。
というわけで停止させてみました。
泥棒のアカウント消してみた
テラーノベルの件でPinterestでの転載削除を推奨するツイートを見たことをきっかけに、実行してみました。
1回につき絵を1枚ペナルティ付きで申請しています。
ペナルティが馴染むまで次の罰則が与えられないようなので、24時間経過後に再度同じように、1回につき絵を1枚ペナルティ付きで申請しています。
合計4通(絵4枚)で消えました。
ただこれが出来たのはそのアカウントが年単位で動いていなかったからでもあります。
大事なのは生きたアカウントを通報して消し、泥棒の心を折ることです。
これは勝気な人間でなければ難しいでしょう…。普通に申請するだけで恐ろしいものです。なので次の項目を見てください。
泥棒は反撃しにくい仕組みもあるにはある
個人情報は護られるの?
※2023 8/31 通知メールの項目に変更があった通り、今現在もこの通りかはわかりません。古い情報としてご覧ください。
Pinterestの著作権ポリシーにある通りだと、著作権侵害として通報された側は以下の事ができるようです。
著作権侵害の申し立ての情報の転送をご希望の場合は、copyright@pinterest.com 宛にメールでお知らせくださればお送りいたします(一部の個人情報を削除する場合があります)。
これを読むと、まるで申請者の情報を提出してくれそうです。怖いですよね、泥棒に自分の個人情報が届くかもしれないと思うと。
「情報を転送してほしい」と連絡すると、以下のようなメッセージが届くようです。
個人情報は転送されてこないようです。
あれ?ポリシーに書いてあることと違うよね?転送してくれるんじゃないの?
なんだか…信用ならないサポートですね。
でも申請する側としては簡単に転送されないというのは安心です。
ただ何回も実験したわけではないです、たった1回だけなので、完全にこれとは言い切れません。
こういう外国の企業を私は信じていません。
忘れた頃に転送されてくる可能性だってあります。
9/20 追記 忘れた頃に転送されてくる個人情報
続報が入ってきました。
ま~~~じで外国の企業ってホント仕事雑だな!という感想しかありません。
通報した人の情報は確かに転送されてきましたが、忘れた頃にされてきても…と思います。
これを書くと、権利者は「え!個人情報渡っちゃうの?怖い!」と思うかもしれませんが、何も問題ありません。
まずはこちらをご覧ください。
個人情報が転送されてくると言っても、たったこれだけでした。
住所とか無いじゃん。
通報する時にローマ字を使用してもいいですし(だってパスポートにはそう書くでしょう?)、偽名や捨てアドを使っていた場合には何も恐れるものは無いです。
そもそもpinterestは今までやって来た中で一番ガバガバなので何入力したところで受け付けるでしょう。
さらに、泥棒は異議申し立てしにくい仕組みになっています。
ピンの申し立て画面
ピンを消されると、そのメールには「不正な削除申請には申し立てができますよ~」ということが記されているので、そこにアクセスすると入力フォームが出るそうです。
ちょっとわかりづらいですが、ピンのID番号を入力する欄があります。
でもこれは削除申請と違って、ピンを1個1個申請しなくちゃなりません。
そして、「あなたのアカウントから削除されたピンを復元します」これをクリックすると、その白いウィンドウが出てきます。
「削除申請してきた人に個人情報を送るよ!OK?」という確認画面ですね。
非常に手間がかかる上に、個人情報が削除申請者に届くという恐ろしいしろものです。
これを了承して送ると、以下のメールが届きます。
「個人情報マジで送るけどいいの?」という確認のメールが届きます。
恐怖を押し殺して入力フォームに記入しても、再度求められるわけです。
これ、本当に真っ当に利用してる方が虚偽の申請を受けたから異議申し立てようとするとこうなるってことです、精神削れそうですね…
ところでこのメールには「10営業日」とありますが、先ほどの入力フォームには「14営業日」とあります。あれれー?
ちなみにここから先は怖くなってきたので確認は辞めました。
まとめと注意点
以上の事から、多少なりと個人情報を大切にしてる泥棒であれば異議を唱えにくいと思われます。まあ外国の方々は日本人より主張される方が多いと思いますし、子どもは個人情報の重要性を理解してない場合も多いのでどうなるかわかりませんが…。
少なくとも今まで何百件と申請してきましたが、一度も異議は届いていません。
削除申請に対して、不安や恐怖を抱いている方々には、少々安心して頂けたのではないでしょうか。ローマ字で名前入れたっていいですしね。
なので、もっと気楽に泥棒を通報してアカウントを消してもいいんじゃないか?と思うのです
ただし1点、注意事項。
泥棒のアカウントを消すとき、その泥棒のピンをブラウザのブックマークに入れていました。
アカウントと共にそのピンはアクセスできなくなりました。なので、そのアカウントに紐づいてるピンも消滅したと思われます。めでたし…ではないのです。
「リピン」はURLを変更して、自分のボードにコピーするものです。
言葉が上手く使えず解説が難しいのですが…
自分の絵を全て消す前に泥棒のアカウントを消すと、泥棒のピンは消えるけど、その泥棒のピンをリピン(コピー)してた人のボードには残ったままなんです。
RT元を消しても、RTした人のTLにはRTが残ったまま、というとわかりやすいでしょうか。
泥棒のボードから自分の絵を探しにくいんですね。
なので結局、絵を消すためには、この記事の最初の方で解説したような、類似画像を探す方法で掘らないといけません。
泥棒のボードからピンを全部消してしまうと、次は泥棒のアカウントを消しにくくなります。
難しい問題ですが、大事なのは生きたアカウントを通報して消し、泥棒の心を折ること。
そうしないと泥棒は減りません。
私自身が、泥棒の報復を恐れ心身の調子を崩した身なので、無理にとは言いませんが…勝気な方にはぜひ通報削除を行って頂きたいです。
理想は…やはり界隈の人と協力して、何人かで行えると良いのですが…。
友達がPinterestを利用していたら実質違法アップロードサイトだと教えよう
このサイトを利用してる友達がいたら、教えてあげましょう。
これは実質違法アップロードサイトです。
こんなものを利用してるなんて公言したら、品性を疑われますし、疑うべきです。
検索すれば同様の内容を書いているサイトはいくらでもあります。
知らない人にとっては、コレクションや素材置き場。
知らないでやってる人も当然加害者です。
言い訳として、「ブックマークサイトだ」と言われることも多いでしょう。
いいえ、仕組みは「ただの転載」です。
元のページが消えてもピンは残ります。
疑うのであれば、適当にご自身のタイムラインから飯でもスクショでも、URLを入力してピン止めしてから、元になるツイートを消せばいいです。
残っているでしょう?
アカウントを鍵や削除しても、Pinterest上には残っているんですよ。
何のために著作権侵害報告フォームがあると思いますか?
ブックマークサイトだから大丈夫という認識は誤りです。
泥棒が己を正当化するための言い訳として受け取られるのでやめましょう。
…クリエイターにはおしゃれな資料がたくさんあるサイトとして扱われています。
なので、クリエイターがクリエイターを苦しめてる図があります。結構重宝されてるようですね。
被害を打ち明けてから、私も利用してますという相互さんが何人かいてショックでした。わかってて利用されてるようなので…。なんで言うの…。
相互フォロワーで利用者に捨て台詞を言われて、ブロックされたこともあります。被害者にそれ言うの?苦しんでる絵描きよりPinterestの方が大事なんだな。
絵、写真、動画、講座…それを、pixiv、Twitter、Instagram…様々な場所で一生懸命発信されてる方々も多いんです。
せっかくフォロー機能があるんですから、その人をフォローすればいいんです。
終わり
絵を描いてアップしたら、勝手に使われる事自体は、悲しいけれど切り離せない事です。
でも、Pinterestは、著作権侵害を激しく助長するサービスだと感じました。
これを言ったらどのサービスもだいたいそんなものですし、道具は使う人によって良くも悪くもなることは重々承知しています。また、確かに資料集めにはとても便利なサイトだろうとは感じました。
でも、宣伝文句がフリー素材置き場と誤認させるような内容で、ユーザーを集めておきながら、著作権に関してのチュートリアル等は特になく、グーグルの画像検索にも出していく。
また、最初にピンを作った人の名前が出ていない場合もあります。普通は責任をもって表示させておくべきでは?こんなのが大手。なんなんですかね。
今の時代、子どもも気軽にネットに触れて、アプリをダウンロード出来るわけで、このサイトに限らず、画像や動画等の投稿をメインとしたサービスは、著作権のチュートリアルを義務付けるべきです。それも無しに、いやトラブルはユーザーの責任で~~~~すだなんて、責任放棄もいいとこ。
やっぱり無くなればよいと思ってしまいます。
別の地獄
picsart
そんなPinterestを掃除中に、以下のサイトへのリンクを見つけました。
わかりますか?カービィの二次創作の作品が、ここでコラージュの玩具にされています。
さすがに疲弊しきったので申請はしていません。でも匿名で消せるかどうかは大事なのでメールを送りましたが、返事くるかな…。(この後、削除申請しまくりました)
wattpad
※削除申請の仕方を別ページにまとめました
このサイトはユーザーがお話を作って投稿するサイトなんだろうなあ、というのはなんとなくわかります。
ただ、中にはただ盗んだイラストを置いておくだけのものもあります。これもPinterest経由で知りました。どれぐらい無断転載がはびこっているのかはわかりませんが。
でもここは、ヘルプを見る限り、相手に実名が渡らずに匿名で削除してもらえるようです。
https://support.wattpad.com/hc/en-us/articles/216192503-Copyright-FAQ
I don’t want to provide the personal information requested in the DMCA Take-down notice. What can I do?
この項目ですね。ここをDeepLなどで翻訳してみてください。相手と個人情報を共有しませんとのこと。
どうも信じられなかったので、メールで問い合わせました。ざっくりというと、
「相手がなんか言ってきてもオリジナルのURLとDMCAの番号だけ送るよ。個人情報はすべて保護されるよ。」とのこと。
このサイトは対応が非常に素晴らしいと思います。
でもこちらも疲弊しきったので申請はしていません。(この後、削除申請しまくりました)
※削除申請を通しやすいコツを別ページにまとめました
無断転載撲滅記と、こちらのサイトと、コメント欄を参考に削除しました。
Instagramは個人情報が相手に渡されます。申請フォームに描かれています。
ただ、IDでも通るし、住所は全部入れなくても消してもらえるっぽいですね。
ガバガバやなと思いつつ、やってみるとまあ…運営殴りたくなるぐらい腹が立ちます。全然消してくれない。ただURL送っただけでは消してくれない。
アカウントが生きている場合には、連絡すれば消してもらうことができました。クレジット付で投稿しているアカウントは、作者を紹介しようという気持ちが相手方にありますので、だいたい聞いてもらえると思います。なので、まず丁寧なDMをします。消してもらえたらお礼を言いました。
アカウントが動いていない場合や、ブロックされた場合は削除申請。別にブロックしてもシークレットウィンドウとか使えば見れるんで…。
いくつかやっていくうちに、確実に消してもらえる書き方を学びました。
削除申請にはできれば英語が良いと思います。
無断転載撲滅記にあった通り、詳しく書かないと消えません。
私の場合はTwitterで活動しているので、ツイートを利用します。
@tos等を利用し、TLの表面に出ないように気を付けて以下の内容をツイートします。
私の絵がInstagramのユーザーに盗まれています。消してください。(英語)
盗品:URL
オリジナル:URL
で、そのツイートのURLも一緒に削除申請フォームに記入します。
英語で一言添えます。
削除依頼が作者自身によって行われたことを証明するURLです。
これで大体消えました。あなたの主張をもっかい送ってっていうメールが帰ってきます。本当に読んでんのかなコイツと思いますね…。
その場合も同じような内容を、ちょっと文章変えたり箇条書きにしたり、それで受理されました、というかそれしか送るもの無いので困ります。
私の描いたカービィの絵は、いくつかが半分フリー素材化しており困っています。Pinterestも…掃除はだいぶして、普通に回遊している分には出てこなくなったけど、この絵何回消せばええねん…って何度も思いました。すべてを消す項目にもチェックを入れているのに。
加工されたもの、IDを消されたもの、壁紙として配布されているもの…
正直かなり疲弊してしまいました。
ただ好きな物を描いていたいだけなのに。
切り離せない問題とはいえ理不尽です。1人が背負う量じゃないよ。