ヒジの手術箇所も落ち着き、水泳で久々に穏やかな気持ちで泳げたので、
備忘録と布教がてら少しまとめてみます。
私は普段、レッスンの後、1kmほどクロールでまったり中長距離を泳ぎます。
水をかいたあとの、「スイー」という感覚が非常に気持ち良いです。
浮力のおかげで足腰に負担がかかりにくく、
ゆっくり呼吸で息も切れにくく、
腕を使うから肩こりにも効く、
そんなのんびりした有酸素運動をしてます。
というわけで、こんな人向けに簡単にコツをまとめてみました。
- 何か運動をしたい
- 水泳に興味がある
- 25mくらいなら泳げる
- 息を吸うのが下手で沈む
私は選手でもコーチでもないので、最初から少しクロールがわかる人向けです。
内容はこんな感じ。
- バタ足の仕方
- 上半身の使い方
- 呼吸の仕方
- お尻が沈むときは?
1kmというとしんどそうな感じがしますが、
実は泳いでいる間は、そんなにしんどくありません。
正しいフォームで泳げば楽です。といってもそれが難しいのですが…。
ちなみに、長距離の場合は普通に25m、50m泳ぐのと違って、
「呼吸が多い」「バタ足をあんまり打たない」です。
では、少しずつ解説します。
★バタ足について
実際にはバチャバチャしぶきをあげて進む、アニメのような動きはしません。
足は浮きやバランスを取るためのもので、進む力は上半身がまかないます。
バタ足は残りHPを大きく消費します。マラソンでダッシュしたらしんどいのと同じです。
大きく動かすよりは、軽めのキックで、回数も少なめです。
2ビートとか4ビートとか、キックの方法もあるので、気になる方は検索。
別にまったく動かさなくてもそこそこ進みますので、あまりがっちりまもらなくて良いと思います。
(後述する上半身の練習中は、動かさないほうがいいかも。)
★上半身ついて
こんな風に腕をぐるぐる回していませんか?
コストの割には進まないと思いますが、これで25m泳げれば、あと少しで楽に泳げるフォームを手に入れられるハズ。
水をかく時に、片方の肩から、片方の肩にかけて軸を通すイメージ。
泳ぐときに、軸がシーソーのように動きます。
この3Dな動きが出来ると、「スイー」という感覚が得られるのです!
(この3D具合、説明が難しい)
今自室で一人の方はやってみるとわかりやすいのですが、
水をかいて、手が入水する時に、手を前に突き出してみてください。
あと少しで手が届くから一生懸命伸ばす…そんな感じです。
すると、肩も前に動きませんか?
そして、連動するようにもう片方の肩が後ろに移動します。
肩と言う水平の板が、ゆらゆらシーソーのように動くというか、上下するような動きをします。
この時、着水した側と逆の手が、水をかきます。水をグッと押すようにかきます。
挙手をしたようなポーズになりますが、この時の「伸び」がとても重要です。
これが「スイー」です!
ここ!!!ここが最高に気持ちいい!!!
特に穏やかなプールで泳ぐときの「スイー」は最高です…
この3Dな動きをローリングと言います。
★息継ぎについて
ローリングが出来れば息継ぎも楽になります。
首を一生懸命伸ばして息継ぎをすると、首を痛めますし、
バランスを崩すので、むしろ口に水が入りやすいように思います。
ローリングの角度を少しつけて、「斜め後ろを見るように」呼吸すると、
水が入りにくいですよ。
呼吸が楽な向きが、人によって違うので、短距離であれば楽な方だけが良いです。
遠距離を泳ぐなら、「右向き左向き、交代で息継ぎ」をお勧めです。
同じ向きを向いてると首痛くなると思います…(経験談)
負担を分散、とっても大事!
ただちょっと、苦手な方向での呼吸は、沈まなくなるのに練習が必要かもしれません。
水中で息を止めたままはNGです。
当然ですが吐かないと吸えません。
水中でゆっくり吐いて、呼吸の時に一瞬だけ吸う。これが基本です。
息苦しくなる人は、水中で息を吐いていないか、
こまめに息継ぎしていないか、
他のところで余計に体を動かしている可能性が高いと思います。
息苦しいと、それだけで長距離を泳ぐのはしんどくなります。
スピードは落ちますが、体力を節約しながらこまめに息継ぎをしましょう!
★沈んでしまう…
頭が上がっている可能性があります。
頭を上げれば、足は沈みますので、頭を水中に入れるよう意識してみてください。(入れすぎはNG)
息継ぎでも言えることで、前に伸ばした手に頭をくっつけるようにしててください。
↑沈みますし首も痛めます。腕も、あんまりあげちゃうと沈みます。
これ、結構勇気がいります!
特に背泳ぎでは、慣れないうちは恐怖で頭を上げがちですが、
ブクブクしちゃって逆にしんどくなっちゃいます…。
クロールも、呼吸するのに苦手な方向では、結構沈んだりしますので、
沈まない具合を頑張って体で見つけていました。
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というわけでいかがでしたでしょうか。
この中では、呼吸の仕方を一番優先的に練習するのが良いと思っています。
まずは得意な方向での呼吸を、首を上げないことを意識して、
丁寧に、首を痛めないように、ビート版や足に挟む浮き具等を使って、練習。
必死になっちゃだめです。必死になると、首を必死に上げて痛めます。
その後逆側も呼吸の練習。面倒くさいようですが一番大事です。
首を痛めると、その後1日単位で生活に影響しますので本当に大事です…(体験談)
とはいえ、普段、運動不足な方は、
当日は疲労で何もできないことと、翌日以降の筋肉痛は覚悟する必要はあります。
ただ、個人的には、地上での運動より水中の方が楽です。
水泳系のジムは料金がな~という方は、
市民プールは安い上に、冬でもやっているところが多いと思います。
ビート板や、足なんかに挟んで浮かせる道具も借りれると思うので、
「運動しなきゃな~でも、泳げるけど上手くないしな~」って方はぜひ!
水泳やってみてください!
水泳はいいぞ!