地下鉄は手帳を持っていると、証明書をもらえて、安くなるんだかなんだかと聞いた。
展示のある神保町では証明書がもらえるらしい。じゃあ帰りにもらって、それで途中まで無料で帰ろうと思った。
証明書というのはこれ。とりあえず手帳だけあればいいのかな…
駅員さんとはいえ人によっては嫌な態度をとる人もいるだろう。
この人は障害者なんだ!と思われたくなくて、ずっと棚の奥に沈めておいた手帳を取り出した。正直気分が悪い。
はじめての駅でどこでもらえるのかわからないので、意を決して改札窓口に行ってみる。
駅員さんは慣れてないのか、ちょっと調べものをした後こう伝えてきた。
「介護者がいないと安くならないです」
手帳をもらったときに色々質問したけどそんな話聞いたことない!
どうして?どうして誰かがいないと安くならないの?なんで?だって、本人なのに、どうして他人が必要なの?
「ガイジは外出るな!」って言われたような気分になって、びっくりして、本当にびっくりして、フラフラと窓口を出て、改札を普通のSuicaで通って、何のためにこんなものを取得したんだろうって泣きそうになって、椅子に座り込んでいた。手帳を捨ててやろうかとも思った。
駅員さんは私に伝えるとき、なんか申し訳なさそうだった。私が障害者だから?障害者相手にしてるからなのかな。ごめんね。
でも、そんな聞いたこと無い話が本当なのか、間違いなのかわからなくて、なんとかパニックの頭でスマホで調べもの。
するとヒットした。
このページの下の方、「精神障害者保健福祉手帳 第2種(2級・3級)をお持ちのお客様」のところ。
何か私は勘違いをしていたみたいで、「精神障害者都営交通乗車証」というのを持っていても安くならないのかと思ったが、持っていればちゃんと安くなるらしい。
駅員さんの話はおそらく「手帳だけでは」という前提のもとのようだ。若い人だったからあまり慣れてなかったのかな。その、証書が必要ですよ~っていう説明がほしかった。
でも、こんな、こんな複雑な仕組みは、一体なんで?どうして他人が必要なの?手帳だけじゃどうしてダメなの?
やっぱり「ガイジは外出るな!」と言われたような気分のままだった。
これ、この証明書をくださいって、駅員さんに言いにいこうとして、同じ駅員さんに言ってもしょうがないかなって思って別のところに行く。
今度は老人の駅員さんで、この証明書がほしいですってスマホでページを見せてみた。
電話で確認してくれた。定期券売場が土日はやってないそうだ。無念。でも親切に土日でもやっている駅を教えてくれた。
まあ電車の乗り換えミスで結局いけないままなんでか地元についたんだけど…。
ただ、頑張って手帳を見せたのに、私の受けたショックが強くて、そう簡単に手帳を使える日は来なさそうだ。
正直、今は中毒になりやすいリチウムもたくさんあるし、1錠で気絶するようなラツーダの残りもいくつかあるし、薬をたくさん飲む抵抗は失くなったし、スケブもたくさん一度に受けられなさそうだし、そういう終わらせられる節目節目が結構たくさんできそうで…後はほどけない縄の結び方を調べればセルフ安楽死の準備は完璧…もう、虎視眈々と機会をうかがっている感じだな~…。